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【妊娠初期】流産の経験談 経緯と、立ち直るきっかけをくれた言葉や考え方

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6月に第2子を出産した私ですが、その子を妊娠する3か月前に流産した経験があります。

切迫流産で自宅安静の時、ベッドでずっと流産についてネット検索していたことを思い出し、同じように不安の中にいる方の参考になればと、流産に至った経緯その後立ち直ったいきさつを書いてみることにしました。

流産後に悲しみの中にいる方にとっても、何か気持ちが変わるきっかけになればと思います。

私一人の体験談ですが、よかったら読んでください。

 

 

◆流産までの経緯

まず、流産したのは妊娠初期でした。

まだ母子手帳ももらっていない頃、妊娠2、3か月くらいです。

 

突然、生理のように血が出て、すぐに異変に気付きました。

電話で当時通っていた産婦人科(東京マザーズクリニックではありません)に連絡したところ、時間外でしたが診てくれるとの事だったので、急いで車で行きました。

医師からは「この時期の流産は染色体異常が原因のことが多く、流産する時はするので仕方がない。切迫流産の薬を飲んで、自宅で安静にしているしかない」と言われ、家に戻りました。

 

「安静」といっても「絶対動いちゃだめ!」と言うのではなく、ふつうに日常生活を送って良いとのことで、腹痛なども特にありませんでした。

ただ出血は段々多くなり、数日後、生理痛のような痛みを感じるようになりました。

額に汗をかくくらい痛みを感じるようになった時、多めの出血があり、直感で流産したと分かりました。

 

その後は腹痛がなくなり、出血も引いたので流産を確信し、翌日病院に行くと、内診で流産が確定しました。

医師からは「経過観察はしないので、体調が悪かったりしたらまた来てください」と言われました。

周囲からは「ほんとに経過観察しなくて良いのか?別の病院に行ったら?」と心配されました。

結局その件で別の病院に行くことはありませんでしたが、ほかにもその病院に不満な点があったので、次に妊娠した時は別の病院に行きました。

 

◆流産後の気持ち

流産に至る前の時期は、「流産したら仕方ない」と、もし流産しても落ち込まないようにしようと思っていました。

過去に切迫流産から回復して無事出産した方の体験談をネットで読み、自分も大丈夫かもしれないし、ダメでも仕方ないんだと思いました。

体も最初は痛みはなかったので、心身共にそこまで悪くなく、家でふつうに生活していました。

 

しかし流産直後はさすがにショックで、妊娠が分かった時に「ちゃんと2人の子どもの育児できるかな?」と不安に思ったことを思い出し、「お腹にいた子は私が不安がっていたから、私のためにいなくなったんじゃないか?」と思って自分を責めました。

 

そんな時、母が「あなたが妊娠して私は元気をもらった。お腹にいた子はとても良い子だった」と言ってくれました。

私の頭の中では、笑顔で手を振って空に昇っていく赤ちゃんが見えるようで、とても辛かったけど、その子に対して「ありがとう」と思うことができました。

「きっと赤ちゃんは私を責めてなんかいないとても良い子なんだから」と思うことができました。

 

それで少し気持ちが軽くなり、また前を向いて日々を過ごす力がわいてきました。

自分が楽しんだり、日常に戻る中で次第にお腹にいた子との思い出や感情が薄れて行っても、罪悪感を感じることはありませんでした。

「罪悪感を感じて私がつらい気持ちでいることを、とても良い子だったあの子は望んでいないはずだ」と思えたからです。

 

◆言われて嬉しかったこと

流産した時、既に妊娠を知らせていた友人に流産したことを伝える時、相手に気を遣わせてしまうのをとても心苦しく思ったので、今度は安定期まで周囲に報告をしませんでした

もし自分が友人の立場だったらなんと声をかけてよいか困惑すると思うのですが、私が言われてとても嬉しかったのは、お隣の奥さんの「気を落とさないで」という一言でした。

「元気出して」と言われたら、たぶんそこまで響かないと思うんです。

元気出すのってエネルギーがいるけど、まだそこまで気力がわかないから。

でも、「気を落とさないで」と言われたときは、気落ちししても仕方ない状況だと思ってくれていて、悲しみを理解しつつ励ましてくれているように感じました。

 

◆おわりに

流産は悲しい事だけど、15%の確率で起こるそうです。結構高い確率。

それは神様が決める事で、自分ではどうしようもない事なんだと思います。

自分だけじゃなくて、この地球上で、人間も人間以外の動物も、昔からずっと、どこかで起きている事です。

そう考えると、広い宇宙の中にいて、その一部でもある自分の身にそれが起きてもおかしくはないのだと、少し納得して受け入れる事ができました。

不条理だと思うと怒りが込み上げて悲しみから立ち直りにくくなるけど、流産は不条理じゃない、宇宙の理なんだと思って、納得し、立ち直りました。

 

というわけで、私が流産に至った経緯と、立ち直ったいきさつを書いてみました。 

事情や考え方は人それぞれ違うけど、私の体験談が誰かの何かの役に立てば嬉しいです。

最後までお読みくださりありがとうございました。