国際基督教大学のバカ山で遊ぶ お花見の次は新緑の芝生でピクニック!
東京都 三鷹市にある国際基督教大学(ICU)に遊びに行きました。
こちらは最近、秋篠宮家 眞子さま・佳子さまが通った大学としても有名ですが、
英語教育に力を入れていて、キャンパスの雰囲気もちょっとアメリカっぽい、
独特の文化のある大学です。
今日は、ICUの特徴でもある広ーい芝生広場(バカ山)で遊んだ感想を
レポートしたいと思います。
◆国際基督教大学の芝生広場「バカ山」とは?
▼ICUのキャンパスマップはこちら▼
ICUはとても広くて、敷地は東京ドーム13個分もあるそうです。
正門から「滑走路」(正式にはマクリーン通り)と呼ばれる
600mもの長い桜並木を10分ほど歩くとバスの終点があり、
そこから5分ほど歩くと教会があり、
そこから更に5分ほど歩くと校舎・食堂・寮などがあり、
その奥は広大な森林が広がっています。
(↑正門から続く滑走路。お花見シーズンは桜のアーチがきれいです)
校舎の前にはこれまた広い芝生が広がっていて、通路を挟んで2つ丘があります。
この丘が「バカ山」と呼ばれていて、学生の憩いの場所となっています。
(↑校舎とバカ山。写っていませんが画面右側にも丘があります)
その名前の由来は、ここで寝転んで授業をサボっているとバカになるからだ
と言われていますが、天気の良い日は寝転びたくなる
気持ちいい丘だということだと思います。
授業でも、天気が良い日は教室を出てバカ山に集まり、
教授を囲んでディスカッションする
などという使い方もされていて、ICUの生活には欠かせない場所です。
平日の昼は学生がランチしたり、読書をしたりと割と混んでいますが、
休日は人も少なく、ピクニックに最適!
「滑走路」の桜並木が見事なので、お花見シーズンはレジャーシートを広げて
お花見する方で賑わっています。
4~5月は緑豊かで気温も丁度良く、
人も少ないので子供を連れて遊びに行くのにピッタリです。
◆よっぴぃを「バカ山」に連れて行ってみた
日曜日、この「バカ山」にうちの2歳男児よっぴぃを連れて行ってみました。
まず、バカ山にたどり着く前に、長い「滑走路」で走って転んで大泣き。
だっこ虫になってしまったよっぴぃを夫が抱えて、バカ山に到着。
すると、広大な芝生を見て一気によっぴぃのテンションが上がり、
右のバカ山を上り下り、続けて左のバカ山を上り下り。
一緒に上ると結構見晴らしが良く、気持ちよかったです。
バカ山には学生さんらしき方が2組、寝転んでいましたが、
「こんにちは~♪」と笑顔で声をかけてくれました。
よっぴぃは芝生を走り回り、すっかりご機嫌が良くなった様子。
帰り道、「山登り楽しかったねぇ~♪」と繰り返していました。
山っていうか、10歩くらいで登れる丘なんですけどね。
よっぴぃには丁度いい高さだったみたいです。
◆飲み物・食べ物は休日でも学食で買える
校舎から芝生広場の真ん中を通る通路を直進すると、学食があります。
新しくなってきれい。おむつ交換台などもあり、設備が整っています。
日曜日にも関わらず人がたくさん来ていました。
500円ランチの丼や定食、パンなどの軽食、飲み物・アイスなどあります。
私たちは飲み物が欲しかったので、会計のショーケースにあった
ペットボトルのお茶と、牛乳、カップに入れてくれるアイスティーを
購入しました。
アイスティーは100円とお手頃でしたが、ペットボトルは140円。
ちょっと高いし種類が少ないなと思ったら、トイレの奥に自動販売機がありました。
値段はそんなに変わらないけど、こちらなら種類豊富で、並ばず買えます。
◆体育施設は続々と改修・新規着工中
今回は、滑走路の終点左側にあるグラウンドにも立ち寄りました。
夫は学生の頃、アメフトの試合で来たことがあるとのこと。
当時は土のグラウンドだったそうですが、現在は人工芝のフィールドもあり、
とてもきれいです。
入口に立っていた保健体育主任の准教授が気さくに話しかけてきてくれて、
体育館、プール、テニスコートを一新し、新たに建築中だと教えてくれました。
新体育館は隈研吾さんの設計だそうで、木造感ある素敵なデザインだそうです。
10月に竣工予定とのことなので、また秋のピクニックで訪れたいと思います。
◆おわりに
国際基督教大学は、留学生や帰国子女が多いことも特徴です。
すれ違う人が英語で会話していたり、外国人がリンゴをかじりながら歩いていたり、
ちょっと異世界な感じがまた面白いです。
何を隠そう、ICUは私の母校でもあります。
高校時代から引きこもりで、入学したものの1週間で不登校になり、
一時は退学も考えましたが、何とか2年の留年を経て卒業しました。
不登校の時はICUの豊かな自然や自由な空気を全く楽しめませんでしたが、
復学してからはバカ山でクラスメートとおしゃべりしたり、
空き時間に昼寝をして、背中に芝生をつけて午後の授業に参加したり、
バカ山を中心とした楽しい思い出を作ることができました。
ICUは変な格好をしていても、変わった発言をしても、
周囲が受け入れてくれる風土がありました。
飾らず、自分らしく振舞える自由さがICUの魅力であり、
バカ山で昼寝をする姿はその象徴であった気がします。
冗談で「よっぴぃが20年後通ってたりして~♪」なんて話していたのですが、
20年経ったらもう卒業(順調にいけば)ということに気づいて、
子育てってあっという間なんだな~としみじみ感じました。
イヤイヤ期で大変なこともあるけど、それも一瞬かもしれません。
一日一日を大切に、楽しい思い出を少しでも多く積み重ねていきたいと思いました。